今まで全く興味がなかった韓国時代劇。今、ドはまり中です。
私独自の目線で感じた魅力や、見どころなど独断と偏見満載の備忘録です。
言葉ではうまく表せないところを心キュン絵日記で描きとめました。
ネタバレ部分も多分にあるため、何の情報もネタバレされたくない方は読まないでくださいね。
ざっくりあらすじ (ネタバレあり)
百済の王が生涯愛した女性(チェファ)。チェファも生涯、王を愛し続けた。
百済王になる前、相思相愛で将来を誓い合った二人、チェファのお腹には赤ちゃんが。
そのことを告げる機会のないままに運命は激しく変化。
先王の暗殺によって、チェファの父が謀反の罪で自害させられ、屋敷は焼かれ、チェファは火の中、行方知れずに。
数十年後、
亡くなったと聞かされていたチェファが実は生きていて、自分の子(娘)を産んでいたと知った百済王は必死で娘を探す。
たくさんの偽物が出る中で、名乗り出た娘はチェファと自分しか知らないはずの「スベクヒャン」という名前を名のり、チェファとの思い出の品、かんざしを持っていた。
だが、実は王女として名乗り出たのは妹のソルヒで、本物は姉(ソルラン)だった。
美貌に恵まれた妹はみるみる王女としてのし上がっていく。
百済王の息子(太子)と先王の息子(チンム公)の入れ替えの伏線、偽の王女(妹)が自分の地位を守るために仕掛ける数々の策略に立ち向かう姉のソルラン。
ソルランと太子の許されない恋。
孤独で刹那的に生きる先王の息子チンム公は、早々に王女が偽物と気づくが利用してやろうと心に秘める。
野心に満ちて生き延びようとあがく王女を哀れで腹立だしく思う反面、自分に重なる同情がいつしか愛に変わっていく。
チンム公とソルヒ(偽の王女)との恋。
ソルヒが本物の王女である姉(ソルラン)を蹴落とし、自分の座を守るためにとんでもない策略を次々と仕掛ける中、妹思いの姉ソルランもとうとう我慢の限界を超える。
自分の愛する「太子や王が危険にさらすような真似をさせない」と徹底的に対戦モードに。
ソルヒとソルランの姉妹、百済王と実子(チンム公)との愛と憎しみ、いろんな伏線の愛憎が絡み合う。
見どころ(独断偏見•ネタバレあり)
チンム公のセリフが素敵すぎる。
93話でのこのセリフが心に突き刺さりました。
王女「どうやらー」
「後戻りできぬ道を歩みだしたようです。」
「それでも」
「私と共に歩んでくれますか」
チンム公、ふっとほほえみ、手を差し出す。
王女が戸惑いながら手を重ねる。
チンム公「手を取り、最後までご一緒します」
〜帝王の娘 スベクヒャン 93話にて〜
火の山、氷の海が待ち受けているにも関わらず•••。
刹那的なチンム公らしい、地獄に向かっているのはわかっているが最後までご一緒しますと。
共に火に焼かれ、氷水に溺れる•••
劣勢だし、険しい道、先は見えているけれど、哀れな王女を見捨てず支える覚悟が心にジンときます。
このセリフにつながるざっくり経緯〜
チンム公は先王の息子として冷遇され王宮の外で育てられます。
自分の父は先王で、今の百済王に殺されたと吹き込まれ、王への憎しみを植え付けられながら成長していく。
でも本人は王座への執着はなく、純真な子どものような心を持っていた。
ただ、いつも孤独で刹那的。
百済王を憎むべきなのに、なぜか慈しみを求めてしまう自分に腹立だしく、苛立つ。
ある日、王に呼び出され、自分の孤独を癒やしてくれる唯一の王女と会うことを厳しく叱責、自分に対して冷徹な言葉で突き放す王に憎しみを燃やし、王女の邪悪な計画をともに実行。
王女も自分もその計画の危うさと、失敗した場合はもう取り返しがつかないと気づいているにも関わらず歩き始める。
王女はまだこの時点ではチンム公に対して、自分の地位を守るために頼るただ1人の大切な友だちとして接していて、それが実は愛であることに気づいていない。
あとがき
「帝王の娘スベクヒャン」は関西では2023年9月現在、BS-テレビ東京で10:55から1時間枠で放映されています。
韓国時代劇って結構長い話数のものが多く、正直見はじめるのをためらいました。
このお話も原作は108話(1話約30分)。テレビでは約2話分を編集でまとめて1時間枠にしているみたいです。
でも内容が面白過ぎて「一気見したい」という欲が抑えきれず、アマゾンプライムのオプションを購入して次々と見ました。
テレビでは月〜金の放映なので土日は見れないのと、間に挟まるCMに興ざめしてしまうというのが残念です。
無料で見れるのはありがたいですが。
アマゾンプライム代にプラス(channelKのオプション)500円/月で、思う存分見進められるのは嬉しいです♪
それからいろいろ韓国時代劇の雑誌など買っていろいろ情報を集めているんですが、なぜかこの「帝王の娘スベクヒャン」がほぼ掲載されていない。
2014年位の古いドラマですが、豪華絢爛な衣装、背景、壮大なストーリー、それぞれの愛憎の行方にもハラハラドキドキ、もっと、もっとたくさんの人に観てもらいたいと思っています。
長い話数ですが最後はハッピーエンド。観て損なしです!
韓国時代劇いいですね〜〜。