節分ってみなさんのお宅では何をしますか?巻き寿司食べて豆まき?見よう見まねでなんとな〜くの節分を今年は一味違うものにしませんか?意味を知って邪気を払い、運を呼び込む節分のやり方をご紹介します!
運を呼び込む恵方巻きの食べ方
2017年の節分は2月3日金曜日ですよ〜。
そして恵方巻きを食べる方角は「北北西」です。
関西では毎年この時期はスーパーなどのPOPでその年の方角が発表されるのが恒例になりました。私は関西主婦ですが子供の頃から節分は巻き寿司を1本その年の方角を向いて無言でまるかぶりするというのが当たり前でした。大人になってから、その風習が関西地方のものということを知り、ビックリしたのを覚えています。そしてじわじわ全国区になりつつある「恵方巻きのまるかぶり」。
結構、巻き寿司を1本黙々と食べるのは時間かかるんですよね〜。
小さい子供はもちろん、大人と同じのは無理。細巻きを買うか、丸かぶり用に小さい巻き寿司を手作りしていました。
ハロウィンにしろ、クリスマスにしろこう言う行事って楽しむのが一番。思いっきりのっかって楽しみましょう!
太巻きの具材は七福神。
恵方巻きはスーパーやコンビニなどでも豪華な太巻きが売っていますが具材は七福神にちなんで7つの具を入れます。
その7つの具材は特には決まっていませんが、よくあるのが伊達巻、かんぴょう、キュウリ、うなぎなどです。彩よくなるよう好きな具材を選んでも大丈夫です。今年はちょっと見た目を頑張って鬼の太巻きを作ってみませんか?
節分の鬼の巻き寿司の作り方
こんなかわいい鬼の太巻きいかがですか?
クックパッドでも「巻き寿司 鬼」でいろいろでてきますよ〜。
小さいお子さんにはソーセージで簡単。小鬼くん巻き寿司を。
ちょっとがんばってクオリティーの高い鬼巻き寿司。
邪気払い〜いわしの頭の飾り方
昔は大衆魚としてよく食卓にのっていた「いわし」(あ、年齢がばれちゃいますね)最近はめっきり見かけなくなりました。骨が多いことからもさらにレパートリーには加わりにくい魚でしょう。で、唯一スポットが当たるのがこの節分の日。
魔よけとして玄関に飾るのは「いわしの頭とひいらぎ。」それを「焼嗅がし(やいこがし)」と言います。スーパーによっては、いわしの頭とヒイラギをセットにして売っているところもあります。
焼いたいわしの頭を柊の枝にくくりつけて玄関の外のドアにつるすか、または挟んでもいいです。
いわしを焼いた強い匂いと、ヒイラギのチクチク尖った葉で鬼をはらうという意味があります。
節分の鬼って怖くないよ?
鬼といえば絵本にでてきたり、キャラ化して愛嬌がある鬼もたくさんいて今ではあまり怖いというイメージはありませんよね。
でも、
鬼=陰、暗い部分、心の闇を表現しているとも言われています。春が訪れる立春の日と、前日である節分の境目の真夜中にあらわれるという深い暗い鬼の存在。さっぱり追っ払ってしまいましょう!!
節分の定番〜豆まき
正式には豆まきをする前に豆を三方と呼ばれる枡に山盛りに盛り、神さまにお供えしてから豆まきに使います。といっても、神棚のある家も少なく、まして三方という四角の豆入れも用意するのは大変ですよね。
このようにして小さいお子さんと一緒に豆入れを作っても楽しいです♪
また豆は魔(ま)を滅(め)するという語呂合わせからきたのと「鬼は外。福は内」という声によっても邪気をはらいます。
豆まきの仕方
豆まきはいつするかというと鬼は真夜中にやってきますから、節分の夜に豆まきをします。
- 家の奥から外へ順番に「鬼は外」と追い出していき、
- 最後に玄関や窓に向かって「鬼は外」と豆をまいたら
- 追い出した感じで素早く戸をぴしゃりと締めます。
- そのあと「福は内」といって家に福を招きます。
豆は必ず炒った豆を使います。外にまいたあと芽が出ると縁起が悪いと言われるからです。そのあと外にまいた豆は白い紙に包んで塩で清めてから捨てるのが本格的なやり方ですがほとんどされている人はいないでしょう。
また、節分の豆を小袋わけしているものを購入し、小袋のまま撒いてあとで回収して食べたり、落花生を撒いてあとで食べるなど現在は臨機応変にアレンジしているようです。
本来は大きな威勢のいい声で豆もパラパラっと打ち付けるように巻くことで追い払うんですが今の住宅事情では近所迷惑になりかねませんよね。
節分の豆まき、鬼役は誰がするの?
昔は豆まきを家長である父親や年男などがしていたんですが今では鬼役が父親または家長がすることが多いようです。そして家族全員で豆をまくという風になっています。
※豆まきの方法は正解というものはなく地域によって様々違ってきます。ここでは一般的な豆まきの方法をご紹介しています。
節分まとめ
どうでしたか。豆まきや恵方巻き、いわしの頭の飾りなど古い習わしのようでいてそれぞれに意味がありました。
楽しい行事として日本の先祖が願っていた想いなどが伝えられたらいいですね。
また、鬼を追い払うということは自分の心の中の鬼も追い出すのと同じ。なまけ鬼やネガティブ鬼などをこの邪気払いでスパッと追い出して楽しい春を迎えましょう!!