4月18日放送の林修の今でしょ!講座で油の正しいとり方のQAがとっても役に立ったのでここに備忘録を兼ねて書き留めておきます。普段「これでいいのかな?」と迷いながらも自己流でやり過ごしている人、これですっきり。解説は油研究20年という油博士の守口先生です。2択問題なので頭の体操がてら一緒にクイズに答えてみてくださいね!
揚げ物で使ったサラダ油、何回まで使い回ししても体に害がない?
A. 0回 B.4回
答えは
A.0回。
1回使用した油は使いまわさない方がいい。熱を加えて酸化した油は一回きりでおしまいに。
ということなんですが、実際一回だけしか使っていない油を捨てるのはもったいないと思っちゃいますよね。
そこで油博士オススメの対応策です。
油を無駄にしない揚げ物の方法
昔は揚げ物の油はたっぷりというのが常識でしたが、
そうしないでフライパンに低く油をしいて両面を裏返して少ない油であげる。
油が少ないくすむので無駄にならない。
よく油をこしたらいいと思いがちですが油をこしても天かすを除いているに過ぎないので酸化は防げないんです。
それでも林先生が2回くらいならいいですか?と聞くと、「体の酸化が進むだけですよ」ときっぱり。
酸化は老化の大敵ですからね。私も数回使い回していたけどこれからはやめます。
1回使用した油は使いまわさない方がいい。
栄養分を減らしたくないが、オリーブオイルは揚げ物に使ってもいいか?
A.使っていい B.使わない方がいい
答え
A。これは皆さんもご存知の方も多いと思いますがオリーブオイルは加熱OK。使っていいです。
油の品質を劣化させないために油はどこにしまっておけばいい?
A. コンロの横 B.シンクの下
答え
B.シンクの下。
油は酸化しないことを一番気をつけなくてはいけないことです。
酸化の3条件
- 熱
- 空気
- 光
よって、暗くて光のあたらないシンクの下が正解。
じゃ、なぜ酸化した油って体に悪いの?
人間は細胞でできていますよね。その細胞には細胞膜というものがあってそれは油でできています。
酸化した油をとることで、その細胞膜を固くしてしまう。となると固い細胞膜にはばまれて細胞の中の栄養分や老廃物のやりとりがスムーズにいかなくなり、細胞を老化させ、肌の老化、認知機能の低下などを招いていきます。
朝に脂っこいものを食べると体に悪い?
A. 朝にとるのがいい B.朝にとらない方がいい
答え
A。油は朝にとる方が理想。なぜならば
油が体にいい効果は
- 皮膚の保護
- 細胞膜の構成
- 体内のエネルギー源
です。余分な油は体にたまるので夜とるより朝とる方が活動のエネルギーとして消費されるのでいいんです。
エゴマ油、亜麻仁油は加熱して使うとダメ?
A.加熱してはダメ B.加熱してもいい
答え
実は、B。
加熱しても大丈夫なんです。ただし200度を超える高温はダメです。
- 短時間の炒め物
- スープや味噌汁にかける
など工夫したら加熱してもOK。全く熱を加えたらだめと加熱の意味を誤解している人が多いですが、80度くらいは大丈夫なんです。例えばフライパンに野菜を先にいれて炒め、最後に油を回しかけるなど。
エゴマ油や亜麻仁油、一緒にとったらいい食べものは?
A. しいたけ B.にんにく
答えは
B。にんにく
ニンニクのビタミンB6が認知症予防の効果がアップします。
ビタミンのB6,B12,葉酸が認知症のリスクをあげる成分を減少させるという研究結果があったんですが、その効果をアップさせる役目をするのがオメガ3のエゴマ油や亜麻仁油。
オメガ3の油が脳の細胞膜を柔らかくするために栄養分が染み込み安くなるんですね。
にんにくとエゴマ油のセットで相乗効果あり。逆にオメガ3の油が足りていないと効果があまり見られないそうです。
<食材例>
B12は鮭やしじみ
葉酸は枝豆や、モロヘイヤ
エゴマ油や亜麻仁油の脂肪燃焼を助ける効果を最大限に活かすのは?
A.運動前にとる? B.運動後にとる?
答え
A。運動前に取らないと損。
効率的に脂肪燃焼を助けるので運動する4時間前に飲むのが理想です。
体温をあげるともいわれているので冷え性の方にもおすすめ。
種類が豊富なオリーブオイルだが、栄養成分は同じ?
A.同じ B.同じでない
答え
A.オレイン酸の含有量は変わらない。香りや風味の違いだけ。
ヘルシーなイメージのオリーブオイルのカロリーはサラダ油より少ない?
A.少ない B.同じ
答え
なんと、油のカロリーは全て同じなんです!
「1g9キロカロリー」と決まっています。
脳に特にオススメと紹介されていたのが、
今注目の油は!?
マカデミアナッツオイルです。
脳卒中予防に期待できると言われているパルミトレイン酸が含まれています。(まだ研究段階)普通にスーパーに売っていますし、ひところブームになったココナッツオイルのような使い方でOK。
マカデミアナッツオイルの取り方
1日小さじ1杯まで
甘い香り。
- トーストにかける
- コーヒーにかけるなど
まとめ
いかがでしたか。油のとりかた次第で脳卒中や酸化の予防をよくも悪くもするわけですね。エゴマ油や亜麻仁油の「オメガ3」の油の良いところを最後にまとめると、
オメガ3の油にある主成分「αオレイン酸」は体に入るとでEPA,DHAに変わる。
EPA,DHAの効果は
- 脂肪燃焼
- 動脈硬化の予防
- 認知症予防
脳の細胞にとてもいいということです。
ぜひ正しい油の取り方で脳と体のアンチエイジングに活かしましょう♪