プレ年金暮らし、Day5。
保険は“安心のため”に入ってる。でも「その中身は?」と聞かれれば答えられない。

「なんとなく入ったまま」の保険がいちばん怖い
固定費の中で、保険の占める割合は結構大きい。いや応なしに毎月決まった額が引かれる(当然)。
これを改善できたなら、毎日スーパーで50円100円の節約を考えるよりはるかに効果大だ。
でも保険の見直しには、ある不安がよぎる。
解約したとたん病気発覚とならないか、など。
心配性。だからいくつも保険に入っているんだけど。
人間だけが未来にとらわれ、過去を後悔する。
動物は「今、生きる」ことしか考えない。

子どもがまだ小さかった頃に入った保険と今の夫婦ふたりくらしの保険は意味が全く違うのにそのままなのは変。
今は保障もそんなにいらない。
ひと昔前「保険の見直し」ブーム時に一度見直ししたけど、家計オンチな私にはあまり効果的な変更にはならなかった。
保険のおばちゃんの言われるがまま、今までかけた保険を下取りして新たな保険に入り直した。
今考えるととても損をした気がする。
それも私が家計やお金の管理に「うとい」から、促されるがままになってしまった。お金については、自分で知識を身につけ、情報を取っていかないと損しかないのだ。
“安心のため”と入り続けているさまざまな保険。
今、「プレ年金暮らし」の入口に立ち、
もう一回考え直すタイミングが来た。
今回のアクション:入ってる保険を全部書き出す

やったこと:
- 通帳引き落とし明細・保険証券・契約書類などを1カ所に集める
- 契約している保険をすべてリストアップ(生命・医療・がん・積立など)
- 「月いくら払ってる?」「補償内容は?」「かぶってない?」をざっくり確認
- 内容が不明な保険は「知りたい内容」と「問い合わせ電話番号」のメモだけでもOK!
✅今日のアクションまとめ
- ✅ 現在加入している保険を全リストアップ
- ✅ 月額と補償内容をざっくり把握
- ✅ 「いまの暮らしに必要か?」を問い直し
- ✅ 内容が不明なものは“調べるだけメモ”でOK!
保険の書類をファイルにまとめて、頭の中を整理。
オプションの解約などは今決断しない。
気になる箇所はふせんメモとラインマーカー引く。
今はあくまで「見える化期間」。

私の場合、10年前の保険内容を検討してみると「なんでこんなの入ったん?」と思う“オプション”がほろほろ出てきた。

上画像の「がん診断特約」。ざっくり言うと、がんと診断されたら100万円支払われるというもの。
よくよくみると主契約の2,625円に匹敵する額の2,583円をそのために払っている。
いやいやいや〜。
それならその額、貯金する方がよくないか?
10年で30万円ほどだが、確実に手元に入る。
「がん診断」になるかならないかわからないまま払い続けるっておかしいし、そもそも100万円。
その頃は乳がんや大腸がんなど不安がいっぱいだった時期なのできっと入ったのだろう。
63になった今、病気の可能性はもちろんあるけれど、ある意味、達観(あきらめ?)もあって、とにかく今の生活を楽しみたい。
ただ、こんなこと言ってられるのは、払い続けて10年間、幸いにも健康で過ごせたからだ。
それは感謝です。
人生は賭け。
ただ、この特約は、外すべき案件としてしっかりチェックを入れておく。
※あくまで個人的意見です。
やることリストをふせんにメモして、次段階の「実行期間」までに情報を集めとく。
公的機関の医療制度や、他の保険とのかぶりがないかなど気になったことはなんでもメモ。
ここで調べるまですると解決は早いのだが、今はサクサク進めていきたい。
疲弊して手が止まる方がこわいので、とにかくわからないこと、確かめたいことをメモ。
60代は気力体力を自覚して、無理しないことが大事。
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