プレ年金暮らし、Day10。
支出の中身はだいぶ見えてきたけど、ふと気になったのが「お金の出口」。毎月いくら使っているかは見えたけど、そのお金がどこからどう出ていってるのかは、正直ごちゃごちゃのままだった。
今日は、お金の通り道をひとつひとつたどってみることにした。

気づけば、銀行口座もクレジットカードも複数持っていて、管理しきれていない。
しかも、引き落とし元と支払先がバラバラで、全体像がつかみにくい状態になっていた。
今日は思い切って、手元にあるカード類と通帳をぜんぶ広げて、整理に着手。
財布の中、引き出しの奥、アプリの中。
通帳やクレジットカードをかき集めて、全部テーブルに広げてみたら──出るわ出るわ、使ってるのか忘れてるのかもあやしいカードたち。
まずはカードと通帳、ぜんぶ見える化
自分でも驚いたけど、「全然使ってないけど解約もできずに放置してたカード」がけっこうあった。
しかも、支出の見える化を始める前は、どのカードから何が引き落とされているかも、ちゃんと把握していなかった。
銀行口座が夫婦で9個、ネット銀行口座が4個、クレカが7枚。
すべてに現役感があるわけじゃない。でもなんとなく解約できずに持ってる。
言い訳ではないけど、交通系ICカードを持つために自動的に作らないといけなかったカードもある。
口座メモをざっくり抜粋すると…
・ゆうちょ (メイン)→ 給与振り込み・現金引き出し用
・銀行 A→ 住宅ローン専用
・銀行 B→ 管理費・公共料金メイン
・銀行 C→ 前パート先の振込口座だったけど今は放置中
・銀行D→保険の振り込み用だった
・ネットバンク→ ネットショッピングの引き落とし用
etc
クレカはこんな感じ
・メインカード → 通信費、Amazon、サブスクなど
・古いカード → 昔の光熱費引き落とし用。今は謎
・通販専用カード → ポイント目的で作ったけど眠ってる
・何となく持ってるカード → 本当に用途不明(…)
etc
それぞれ、その時には「ポイント還元」や「口座指定」やなんらかの理由があったに違いないが、今となってはわけわからない。
また、銀行名やクレカも合併や変革で名称や規定もいろいろ変わっていたりする。
今回整理した結果:
- ジャパネット銀行→2021.4/5にpaypay銀行(2021.4/5)変更されていた(気づくのおそっ)
- 存在も忘れていたクレカが何年も年会費だけ支払っていた
- ネット銀行の中には、口座維持費がかかるものがある。(条件つき)
向こうの規定に沿ってごく正当に引き落とされている。文句の言いようもないのだ。
「知らない」ってこういうことか、と妙に納得。
通り道がバラバラだと、家計の流れが見えにくい
これまでの家計管理がうまくいかなかった理由のひとつは、きっとこの“分散ぐせ”。
どの口座から何が出ているのか、どのカードに何が紐づいているのか、パッと見てわからない。
たとえば、ネットショッピング。
「どのカードで払ってたっけ?」が地味にストレスだった。
その時の「おトク」度でカードを選んでいたから。
そろそろ引き落とし日かもと漠然と不安と焦りがよぎる。
そのたびに通帳を確認したり、明細を遡ったり。
クレカは特にアプリのダウンロードから始まって、IDとPWの壁をクリアしなければ明細すらも確認できないのだ。
それが面倒で、ますます家計簿が続かない。
せめて「どこから、何のお金が出ていっているか」だけは整理しておきたい。
今回通帳、クレカを全部引っ張り出してきて、知らないは損するだけということがはっきりした。
でも、この「お金の通り道」を書き出すことで、頭の中はだいぶスッキリ。
今は「見える化期間」なのでここまでだけど、第二段階は「お金の道筋のシンプル化」を実践しよう。
今日のアクションまとめ
・銀行口座とクレカを全出しして、用途をざっくり書き出し
・使ってるもの/使ってないものの仕分け
・引き落としの“道筋”を把握するきっかけになった
▶️次回予告|Day13:年払いの支出を棚卸しして、“忘れかけてた出費”を見える化する日
月額の管理は落ち着いてきたけど、時々ドカンと現れる年払い系も放ってはおけない。
あの静かに迫ってくる大物たちを、そろそろ見て見ぬふりできなくなってきた。