知らず知らずに呼吸が浅くなっていたり、速い呼吸をしていたりしていませんか?心の状態と呼吸の関係は深く、イライラ、焦燥感、不安などのストレスはダイレクトに呼吸にあらわれます。深い良い呼吸をすることは心の不調だけでなく見た目も若返らせるといいます。呼吸によって今の心の状態を知り、心と身体を整える「呼吸」のお話です。
もくじ
など、日常シーンで社会と関わっている以上ストレス0では生きていけないのが現実ですね。
例えば誰かに激しい怒りを感じている時の呼吸を思い出してみてください。
たぶん肩で息をするような感覚で、呼吸は荒く、速くなり、同時に脈拍も速くなっているはず。
また不安になったり、悲しいできごとに打ちひしがれる時は呼吸は驚くほど浅く、息も止まりがちな短い呼吸になっています。
ふだん意識しない呼吸に一度意識を向けてみてください。今の心の状態を如実に表してくれています。
逆に言うと大好きな人たちに囲まれてくつろいでいる時や、お風呂でゆったりリラックスしている時の呼吸は深くて落ち着いた呼吸をしています。
こうやって心の状態と深く関わっている呼吸。うまくコントロールすることによって、
心の不調や若返りまでできてしまうという事がわかっています。
ストレスがかかるとそれを防御しようと働くのが自律神経です。自律神経にはご存知のように交感神経と副交感神経があり、バランスよく交互に働くことによって健康が保たれています。
そこにストレスがかかることにより、ストレスに対抗するため、戦闘体制の交感神経が急激に上がります。それを追っかけて副交感神経も揺れ始めるんですがその振り幅が大きく乱れてしまうことによって自律神経が過度に働き、心や身体の不調を引き起こします。
ストレスを感じた時に対応してくれる自律神経のシステムですが、過剰に働くと逆効果。
身体のあらゆる弱ったところを不調に導くのです。不眠、冷え、アトピー、リウマチ、偏頭痛などを悪化させます。
ではリラックスモードの副交感神経がいつも優位に働けばいいのかといえば、そればっかりでもよくないんです。
自律神経は大きな振れ幅がなく、交感神経と副交感神経が交互にバランスをとって穏やかな波のように波打つのが理想。
そこででてくるのが、呼吸です。
乱れた自律神経を意識的にコントロールできるのが呼吸なんです。
呼吸をコントロールすることで自律神経を整え、不調を予防できることがわかりました。ではどうやって呼吸をコントロールしたらいいの?そこが知りたいですよね。心の不調対策に焦点を絞って呼吸のコントロールのしかたをお話します。
同じような状況にあってもストレスを感じる人、感じない人がいます。真面目な人ほどストレスを感じやすいというのは本当で
「〜でなければいけない」「〜であるべき」と頑なに思いがちな人は要注意です。自分の価値観にあてはまらないとたちまちストレスを生み出します。
逆にストレスを感じない人は「そういうこともありかな」「なんとかなるさ」的に視野を広く、自分の価値観の枠以外も受け入れるゆるさを持っています。
もし、「こうでなければ・・・」という考え方の人は枠を広げて考え方をゆるめてみては。
鼻の右側は交感神経、左側は副交感神経に関わっています。交互に呼吸することで自律神経を整えます。
一度わざと体を緊張させた後、とらわれていた悩みを息とともに吐き出すイメージで脱力します。
(5〜10回繰り返す)
背骨を刺激することで前向きになり、やる気スイッチがはいります。
朝起き上がる前に布団の上でできるエクササイズです。ぜひ習慣に。
呼吸は「深ーい」んですね。私の通うヨガではポーズや簡単なエクササイズをする時は目を閉じます。視覚による余計な情報をシャットアウトし「自分の体に意識を集中する」ためです。
「心のいく所に息は従う」
というヨガの言葉の通り、心と呼吸は深くつながっていることを日々実感します。簡単なエクササイズばかりなのでぜひ試してみてくださいね。うまく呼吸をコントロールして心と体をリセットしましょう〜♪
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