3月3日のひなまつりは何を食べたらいいの?簡単に作れるひな祭りらしい食べ物をピックアップしてみました。意外と勘違いしているレシピなどがあって面白いですよ〜。
もくじ
見た目がそっくりなので白酒と甘酒は同じものと思っている人が多いようですが別物です。
もち米を蒸したものに米麹やみりん、焼酎などを混ぜて1ヶ月ほど熟成させたものをすりつぶしたもの。白く粘りがあって濁った飲み物。アルコール分も10%近くあるためお子さんには飲ませられません。酒税法上ではリキュール類になり、家庭で作ることは法律上禁止されています。
「米麹」から作られたものと「酒粕」から作られたものの2種類あります。
米麹から作られた甘酒は炊いたご飯を保温し(10時間以上)、デンプンを糖化させて発酵させた甘い飲み物なのでお子さんにも大丈夫。
酒粕から作る甘酒はお湯などに酒粕をちぎって溶かし砂糖などで甘味をつけて作る飲み物で非常に簡単につくれます。アルコール分も1%程度で酒類にははいりません。
現在ではお子さんと一緒に楽しむためにもアルコール分の入っていない甘酒で代用する家庭が多いようです。
ちなみになぜ桃の節句に白酒かというと白は邪気を払う色とされているから。甘酒も白いですからOKですよね!
ひし餅は上からピンク、白、緑の3段になっていますよね。
菱の実は植物の中で強い繁殖力を持つため子孫繁栄を願って用いられたものといわれています。いまでは着色料で色付けられたものも多いかと思いますができるなら材料をチェックして選ぶことをお勧めします。
餅を細かくきって砂糖を絡めて炒ったもの。
桃、緑、黄色、白と4色あって日本の四季を表したものとも言われています。
四季を通じて娘が健やかに育つことを願うものです。
ハマグリの貝は一対の貝がぴったり合わさるということからいつまでも仲のよい夫婦になぞられたもの。他の貝殻とは合わさらないことから一生添い遂げられるような良い相手を見つけて幸せになれるよう願いをこめられたもの。
一対の貝には具を二ついれます。
こちらのページでわかりやすく写真付きで説明されています。
蛤などの貝類で面倒だなと思うのが塩抜きの下準備。でもこれを省くとあの「じゃりっ」が出ちゃうんですよね。塩抜きはコツさえ押さえておけば簡単なのでぜひぜひやってくださいね。
★この時点で貝の口が全開のものは死んでいるので使わない。
はまぐりには鉄分やカルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラル分が豊富なので、女性に多い貧血や骨粗鬆症予防にもおすすめ。また、蛤に含まれるビタミンB2は美肌効果も。女の子の節句ということでいつまでもきれいな肌のためにもぜひ取り入れたいですね。
桃の節句の食べ物はよく考えられた女の子にとりたい栄養も豊富なものばかり。昔の人の知恵の深さには驚くばかりです。大人になってからも桃の節句は続けていきたいですよね。SNSやITが普及した現在ですが、これからも途絶えることなく季節の節目に沿った日本の歳時記を大切に受け継いでいってほしいと思います。
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